悪徳美容整形から金を取り返す(その2:紛争開始と敗戦)

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とりあえずRさんはクリニック内で獅子身中の虫。体制を整えるためにも一度クリニックから脱出しないといけません。

電話で会話できてるので「妹がちょっとトラブルにあったので合流したい」と言ってその場から離れるように伝えます。この電話は繋いだ状態でクリニックのスタッフに話を伝えてもらいました。こういうトラブルが起きたときは

  • 信頼できる人と相談の上、その人のアドバイスを受けつつ行動する
  • 可能であればその「信頼できる人」と通話を繋ぎ、後から言った・言わないの議論になったときの証人とする

ということを意識して動くとベターです。「妹がトラブった」という体で話をしてるのでクリニック側は電話口に妹がいると思ったんじゃないだろうか。私は電話口で相手方の話を聴いていたんですが「帰さないぞ」という意思が超強い。

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悪徳美容整形から金を取り返す(その1:ことの発端)

すべての発端は「ちょっと岡山行って豊胸手術してくるね」というLINEのメッセージ。

中洲で10年ほどバイトしてた経験から私には水商売の友人がちらほらいます。このLINEメッセージも中洲で働く女性から飛んできたもので、ワイと彼女とは10年くらいのお友達。

お互い食べることが趣味で、私は福岡北部の店を調べて共有、彼女(R)は福岡南部・熊本北部がテリトリー。おいしいご飯の共有で使ってたLINEに突然入ってくる「豊胸手術」の一言は唐突に過ぎる。

彼女は福岡→岡山に移動し手術を受ける予定で新幹線内で暇だったのと、途中北九州を通過するときに私のことを思い出してLINEしたらしいです。この一言が約1年に渡る美容整形との戦いになるとは考えてもいませんでした。

先に話の概要を書いとくと、この話は悪どい商売をしている美容整形との戦い方と返金までの道のりをまとめたものです。我々は最終的に国のサポートを受けて支払い金額の9割方(200万円)を取り戻しました。同様の被害に遭いながらも泣き寝入りしてる被害者は数多くいると思っていて、この記事をきっかけに

  • 美容整形という業界で何が行われているのか
  • 彼らのビジネスはどういう層を相手にしているのか
  • できるだけ自費をかけず金を取り返す方法

というのが広く伝わればいいなと思っています。悪どい美容整形業界、滅ぶべし。

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医療・科学陰謀論への処方箋 - 禍いの科学:正義が愚行に変わるとき -

人類史においては様々な発見があり、失敗があり。その発見や失敗から人は学び社会を大きく広げてきました。この本は科学史を振り返り、人類が起こしてきた大きな失敗を振り返りつつ「正しい判断をするためにはいかなる姿勢を保つべきか」を示唆する内容を書き記しています。

書籍中で取り上げられている人類科学史の失敗としては以下のものが取り上げられています。

  • 古代から使用されてきた鎮痛剤「アヘン」と正にいま社会問題となっている「オピオイド
  • 植物性でヘルシーと考えられてきたトランス脂肪酸「マーガリン」
  • 現代社会では避けようがない大発明「窒素肥料」とそのリスク、発明者ハーバーの功績と罪
  • メンデルが発見した遺伝の法則と、それが引き起こした大きな過ち(優生学の暴走)
  • 精神疾患への簡易な解決策を求めた人々と、その意思が引き起こした大厄災「ロボトミー手術」
  • 自然崇拝から生まれたゼロトレランス思想の潮流。その結果失われた子供達の命(DDT禁止政策)
  • 権威を持つ人物が権威の使い方を誤った「ビタミンCの神話」

これらの失敗を締めくくる最終章は「過去に学ぶ教訓」。前段までに語られた科学史の失敗を繰り返さないために何を意識すべきかがまとめられてます。最終章の警句だけでも読む価値が高い良書です。

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九州の醤油とステビア味

エリックサウスのイナダさんの記事。

yomitai.jp

「九州の醤油が甘い」という記事でして、記事中に挙げられた醤油に「ステビア」が入ってます。九州生まれ・九州育ちでなものの、ステビアの甘さをあまり意識したことがなく、自分の普段使ってる醤油に人工甘味料どのくらい入ってるのか調べてみました。スーパーに行って調べてみたところ、主要な売れ筋醤油はアミノ酸液、砂糖を加えているものが多数。ステビアや甘草を足しているものは3割弱というところです。イナダさんの記事は醤油の原材料とその歴史について語ってるのでステビアや甘草を足した醤油について語るのは当然なんですが、一方で全部が全部人工甘味料モリモリというわけではありません。

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